ネバダ州オースティン(Austin)で、大自然を満喫

21014

オースティン観光とスペンサー温泉: Austin Spencer Hot Springs

観光見どころ

ストークス城 (Stokes Castle)

オースティンのシンボルともなっているストークス城は、3階建ての石造りの塔で、町の外れにあります。 1897年に、東部の銀行家・不動産開発業社で、ネバダ中央鉄道の建設にも尽力したアンソン・フェルプス・ストークス (Anson Phelps Stokes) によって息子のための夏の別荘として建てられました。1ヶ月くらいしか使わず放棄されたようです。

市内のお食事処

トワヤブ・カフェ (Toiyabe Cafe)
いくつかあるカフェの一つです。営業時間は夕方までです。
午前中に到着したので、朝食をいただきました。いたって普通のカフェです。店内の飾りは面白い。ソフトクリームが人気らしいのですが、試していません。
インターナショナル・カフェ&バー (International Cafe & Bar)

1859年にバージニアシティに建てられ、1863年にオースティンに移築されたホテルです。バージニアシティにあった時は、インターナショナル・ホテル(International Hotel)として、4階建ての宿泊棟が付随していました。インターナショナル・ホテルはネバダ州で最も古い建造物とも言われています。
現在は、カフェになっています。古びた見た目がすごいですね。
昼食を頂きました。食事するなら、トワヤブ・カフェの方が良いかも。夜になるとオープンするバー・セクションは良い感じでした。(写真撮ってません)

オースティン市内その他

平日は、オープンしていない店があります。平日昼間の人影はほとんどありませんが、新しいバー等あり、休日は人出があるのかもしれません。

The Trading Post (トレーディングポストお土産店)
平日に行ったのですが、閉まっていました。
地元名産品のターコイズを売っています。オースティンから北へ行くとクレセント・バレーがありますが、そこで希少なランダーブルー・ターコイズ(Lander Blue)が、採掘されています。
Little Bluebird Turquoise (リトル・ブルーバード・ターコイズお土産店)

こちらも平日は閉まっていたのですが、ターコイズ・シルバージュエリーを売っているようです。
ターコイズについては、歴史博物館でも紹介されていましたね。
Lander County Courthouse (ランダー郡裁判所)
1871年から1979年まで使用された裁判所です。
1979年にネバダ州最高裁判所が、ランダー郡庁所在地をバトルマウンテン市に変更したため、歴史的建造物として残されています。
ギャラリー

スペンサー温泉 (Spencer Hot Springs)

オースティン市内から、50号線を東へ行き376号線を曲がって、さらに未舗装道路を通っていった丘の上にスペンサー温泉(野天温泉)があります。オースティン市内から、車で30分ほどの距離です。未舗装道路ですが、ここまでなら4輪駆動車でなくても問題ありません。

源泉の温度は高いため、池のお湯の温度も43℃くらいあります。アメリカの温泉は、温度が35℃くらいのぬるい温泉が多いので、温度としては日本人向き。
単純アルカリ泉なのか無色透明です。源泉は主に3か所ほどから湧き出しており、飼料用の大型バケツと、池のようになってそこに泥が堆積している温泉があります。
アメリカによくある野天温泉スタイルで、更衣室等施設も無くクロージング・オプショナルですので、その点はご留意ください。キャンピングカーでの訪問が多いですが、平日だとキャンパーは少ないです。
BLM(Bureau of Land Management: 連邦土地管理局)の土地で、無料でキャンプができます。連続する28日中の14日間自由にキャンプをすることが許可されています。
BLM Facebook

あと、プロングホーン、ロバ、牛、馬などの糞がそこら中にあるのでその点もご注意。
なるほど、糞がいたる所に点在しているのは、縄張りのマーカーなんですね。プロングホーンのものかな。

野生動物

スペンサー温泉の周りは、乾燥した草原になっており、野生動物が多数生息しています。
りのなび編集部は、プロングホーン (prong horn)に遭遇しました。警戒されて、すぐに離れていってしまいました。遠くからは鹿と同じように見えますが、アンテロープ(鹿でもなく、牛でもない)で別種です。哺乳類でチーターに次ぐ2番目に速い動物。オスを先頭に群れをなして疾走していました。
雌雄の見分けが判断付かないので、もしかしたら逆で、この写真の左の最後尾がオスかも知れません。
本来の目的は、ブーロ (burro: ロバ) を探していたのですが、偶然プロングホーンの疾走に遭遇しました。